結婚相手に望む最低ライン(恋愛コーチからメール)【女性向け恋愛コーチング56話】

前回のお話:婚前交渉【女性向け恋愛コーチング55話】

昨夜に無事に婚前交渉(セックス)に成功した夢子は元を起こさないように一人でベットを抜け出して、朝食の準備を開始したのは朝の6時だった。

元はもう起きているようだったがたぶん寝たふりをしていてくれたのであろうと思いながら、トーストとスクランブルエッグの朝食を用意して元に目覚めのキスでもしようかと思いながら、ふと自分のスマホに目をやるとメールが着信しているようだった。

送信者はグループ婚活コーチングでお世話になっている恋愛コーチからだった。

こんにちは、その後夢子さんの婚活は順調に進んでいますでしょうか?

今回メールさせてもらったのは、もしその気があれば39歳の公務員で年収500万円ちょっとの方をご紹介出来ないかと思ってメールしました。

簡単に彼の事を紹介しますと大学卒業後ずっと市役所に勤める公務員で、いままで親の介護にかかりきりだったので自分の結婚を考える余裕が無くて、気が付いたら40歳目前になる方です。

先月に介護していた親御さんが他界されて落ち着いたので、遅まきながら婚活を始めたという方です。

身長は165センチで普段の仕事は事務職をやっていらっしゃる方ですので良く言えばもの静か、悪く言うと地味で目立たない方で、どちらかというと人とのコミュニケーションが苦手なタイプで、たぶん彼女すらいた事がないと思われる方です。

そんな見た目も性格もパッとしない彼ですが真面目で結婚願望も高い方ですので、私の婚活コーチングを受けている女性の中で、あまり婚活の状況が芳しくないように感じている方、3名ほどピックアップさせていただいて、こうしてメールをさせて頂いております。

もしご興味があって一度どんな男性なのか会ってみたいと思われましたら、明日中に私宛に連絡を頂けたらと思います。

尚、ご興味をお持ちの女性の方と今月中に何処かで一対一で面談して頂く手筈を取りたいと思いますが、すでに他の方との婚活が進行中の場合ですとか、ご興味のない方はこのままメールを破棄してください。

以上 突然のメールにて失礼しました。

夢子はメールを読み終わっていったん削除のボタンを押してメッセージを削除したが、何故か気になってすぐにゴミ箱から戻してスマホを充電器に戻した。

元とは昨夜婚前交渉という仲になったわけで、お互いに相手に好感を持っている事には間違いないのだが、問題は元が結婚相手としてはかなり年収が低いことと、勤務先が将来発展して年収が増える可能性が極端に低い事で、婚活をスタートした時に自分が決めた結婚相手に望む最低ラインを下回っているのは紛れもない事実だった。

(これがお互いもっと若かったら全然関係ない話なんだけど・・・)

恋愛コーチからの見合いのオファーは今日一日、元と過ごしてみて100%結婚する確実な状況にならなかったら、連絡を入れて公務員の男性とお見合いをしてみようと思った。

「元さん! 朝ご飯が出来ました!!」

そう声をかけると顔を洗いに洗面所に入って出てきてテーブルについて、おはようございますと照れたように言った。

昨夜の事でどんな表情をすれば分からないのだろうと思ったが、それは夢子も同じであった。

夢子は朝食を食べながら今日の行動について提案した。

このページのAI朗読(字幕付き)

次回のお話:出会いの神様のサイン【女性向け恋愛コーチング57話】