婚前交渉【女性向け恋愛コーチング55話】

前回のお話:結婚式を省略【女性向け恋愛コーチング54話】

今夜はもう結婚後に必要なお金の話はストップして、今夜は楽しく飲もうという事になったのだが、何せ昨夜からの夢子と体調の関係で、料理は冷凍ピザが一枚と元が買ってきた鍋焼きうどん一杯で、飲み物に至っては赤玉パンチが1瓶あるだけで、いくら口で盛り上がろうと言ったところで寂しすぎる食卓だった。

近所に出前してくれるお店も何件かあったのだが、さすがにもしかしたら結婚資金もままならない状態になりかねない可能性だってあるわけだし、さきほど結婚式省略とも言った直後なので、2人で閉店時間が近いスーパーマーケットに出かけて飲み物と売れ残りで値引きになったお惣菜を買ってくることにした。

花嫁修業

ただこうやって元と二人で買い物に出かけると支払いは元が絶対に払おうとする事がわかっていたので、それだけは心苦しかった夢子であるが、まぁ低収入とは言っても定収入があって、そこそこ貯金も有ってルックスも並み程度で、誠実な男性とこうやって歩いているのはとても幸せだった。

スーパーマーケットが目前に迫った時に夢子にある考えが浮かんだので提案してみる事にした。

「あの先に予算を決めませんか?

もし結婚して二人で生活するとなったらやっぱり私も予算内で家計をやりくりしなくちゃいけないし、花嫁修業じゃないですけど、まぁシュミレーションって事でどうでしょうか?」

「あっそれナイスアイデア! やりましょう!というか私の場合はセンベロ行って本当に千円で収めた事もありますから結構得意かもです!」

「じゃどうでしょうお互いに千円づつ出し合って予算は2千円で食べるものと飲み物を賄うって事で、まぁ結婚後の生活を考えたら毎夕食に予算2千円つかう余裕なんてないかもだけど、まだ二人は独身だし今夜は楽しく飲みましょうって事で、いいですか?2千円で!」

「はい賛成に一票入れます、で今夜の予算配分は夢子さんにお任せします!」

と言うや否や財布から2千円出して夢子に手渡して、半分戻そうとしても受け取ろうとはしなかったので、まだ人通りのある表でもめるのは好ましくないので、とにかく素早く買い物を済ませて、夢子の部屋に戻って盛り上がろうという事で行動に移した。

夜の帰り道

買い物をして二人が部屋に戻ったのは19時過ぎで、別に調理も必要なかったのだが、とにかく冷めたピザと鍋焼きうどんを温めて乾杯した。

乾杯

二人で盛り上がろうと始まったわけだが、話は元の生い立ちから現在に至るまでのヒストリーを聞くのが中心で時間が過ぎていった。

まぁ元々は夢子が聞きたくて質問したわけだが、家が裕福でなかった元は高校を出ると、読売新聞の奨学生制度を利用して大学に通っていたとの事で、新聞配達をしながらの大学卒業は大変だったらしく、その思い出のせいなのか単に経済的な理由なのか、元は新聞を買ったことが一度も無いのだそうだ。

元の生い立ちについての話が終わると、自然と夢子自身の話になって自分の学生時代から、いまの自分について少々脚色して話をする夢子であった。

そんな話を半分真剣にしているうちに日付が変わる時刻になって、そろそろ眠ろうという事になってごく自然に2人はバスルームに向かい、やがて何もに身つけないまま部屋に一つしかないベットに潜り込んだ。

婚前交渉

元と夢子は結婚資金や結婚後の生活資金に関する交渉は、あまり進展していなかったのだが、ベットの上での婚前交渉(セックス)はスムーズに前に進めたのだった。

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