続・恋人の看病【女性向け恋愛コーチング53話】

前回のお話:恋人の看病(かぜひいてまんねん)【女性向け恋愛コーチング52話】

結局、重病人の夢子を一人で残して帰れないという事で朝まで元はずっと起きていて看病していてくれた。

恋人からの看病

夢子はもう心配しないでほしいと口では言いつつ、内心はずっと傍にいてほしいと思った居た所だし、インフルエンザで異常行動する場合もあるそうだったので、朝までぬれタオルを交換したり、ポカリスエットを飲ましてくれたりで全く合わす顔も無い状態ではあったが、何故か幸せな気分になってしまう夢子だった。

日が登ると元は一人で出て行って30分もしないうちにコンビニの買い物袋を下げて戻ってきた。

戻るとまっすぐキッチンに向かいながら夢子に声をかけてきた。

「お茶碗と電子レンジ借りちゃいますね!」

暫くすると湯気が立ち上るお粥と、ミルクティを入れて夢子の枕元まで持ってきて、額に手を当てて言った。

「良かった!熱も下がったみたいだし今日一日安静にしていれば大丈夫じゃないですかね?
コンビニで買ってきてレンジで温めただけのお粥ですけど食べてください。」

夢子は丁寧にお礼を言ってからお粥を匙ですくって口に運びながら考えていた。

(たいぶ体調は良くなったけど今日と明日のお休みはどうしようかしら、本当は昨夜のうちに経済的な事をメインに2人の今後について話し合う予定だったけど、私のせいで看病させてしまって、元さんは徹夜状態だし・・・

ダメもとでもう一日泊ってもらえないか聞いてみよう!)

「あのできれば私のうちにもう一日泊っていってもらえないかしら?

私のせいで話し合いも出来ていなくて無理なら良いのですけど・・・できれば・・」

「私のほうは土日は特に予定はないので大丈夫です、ただ一度家に帰ってシャワーを浴びて着替えてから夕方に出直します。

会社が終わって真っ直ぐ来たわけですし、昨夜から風呂に入っていないのでちょっとそのままここにいるのも困ります。」

「シャワーだったらうちで浴びませんか?

こちらで洗濯機で洗って乾燥機で乾かしますので、その間だけバスタオルを巻いて過ごすとか、少し小さいですけど私のジャージでも何とか着られるんじゃないかしら?」

しかし元は夢子の提案を固辞して一旦家に帰って、シャワーを浴びて着替えたらすぐに戻ってくるという事で引き揚げて行った。

一人になった夢子はあと少しだけ眠ったら、昨夜のお返しに夕食を頑張って作ろうと思ったが、良く考えてみると昨日の午前中に買い物に行く予定が、体調を崩して行っていないのだから、材料の用意が何もなかったので少し熱っぽさは残っていたが、買い物に出かける事にして、外出着に着替えて買い物に出かけた。

ただまだ本格的に料理を作るまでに回復していない微妙な体調だったので、冷凍ピザとワインを買って部屋に戻ると、シャワーを浴びて布団の中で元の到着を待ちつつ更なる体調の回復を願った。

ドアをノック

元が戻ってきたのは夕方5時くらいでノックの音で目を覚ました。

起き上がると昨夜の体調が嘘のように元気になっていて夢子はホッとして、ドアを開けて元を中に招き入れた。

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