共働きが前提の婚活と結婚【女性向け恋愛コーチング50話】

前回のお話:もし結婚したら【女性向け恋愛コーチング49話】

共働きが前提の婚活と結婚

月曜日になっていつもより少し早い時間に出社した夢子は、事務所に置いてある人事規定に目を通すことにした。

その辺りは総務の担当者に聞けば直ぐに教えてくれるのだろうが、まだ結婚が決まったわけでもなく、社内には内緒で婚活をしている最中なので自分で規定を見て調べる事にしたのだ。

ざっと見た限りの情報では

  • 子供が出来たら産休が半年間取れる
  • 産休中は無給
  • 産休後に元のポジションに戻ることは可能

という内容なので共働きであれば現在と同じ収入を確保できるという事なのだが、夢子が知っている限り、正社員で働いている共働きの女子社員は皆無で、パートタイマーとして事務仕事の補助作業をやっている五十代の女性が一人いるだけだった。

(パートで働くなら近所のほうが楽だし、いまさらパートになるのも・・・)

というのが正直な気持ちだった。

こんな時に身近に相談できる相手が居れば良いなと思いながら、始業時間になったので仕事に没頭することにした。

夕方

1時間の残業をして外に出ると街は暗くなり始めていた。

婚活をしている最中という事は近い将来は主婦になる可能性も有るということで、出来る限り夕食は自分で作ることに決めていたので、帰りにスーパーに寄って買い物をして帰ることにした。

まぁ付け焼き刃ではあるが週末には元が夢子の部屋にやってくるし、仕事が終わってからの訪問で、それから将来について話をして夕食なので、その日はそのままお泊りになると勝手に決めつけていたので、やっぱり料理にも慣れておかないと朝食は元がいるところで作るわけなので、無様な姿を見せてたくないという意味もあった。

(まぁ遅まきながら花嫁修業ってとこかな?)

花嫁修業

最初にカレールーを買い物かごに入れるまではスムーズだったのだが、そもそも何を作るのか決めていないのだから、何を買うのかは本人にもわからない状態だった。

今から家に帰って入浴して洗濯するとすると余り時間をかけて料理もできないし、かと言って手早く美味しいものを作るスキルも持ち合わせていない夢子は、結局は半額になったお惣菜とパックのご飯と味噌とジャガイモ、明日の朝食用に食パンを買って部屋に帰る事にした。

入浴中

温めの湯船に浸かりながら自分の婚活について思いを巡らせていた。

そもそも婚活を始めたばかりの頃に立てた作戦は、最低ラインを設定してその中でできるだけ多くの情報というか、見込み客を集めるのが方針で年収400万円に届かない低収入の男性との結婚は除外する事になっていたのだ。

それが京都に出かけて恋愛のシンクロニシティみたいな事が起きて、旅先で環境が違うからなのか、カボスサワーの力なのか夢子のほうが舞い上がってしまって積極的になったのは良いのだが、元は経済的な問題からためらっているような引け目を感じているような雰囲気なので、果たしてどうすれば良いのか夢子自身も全くわからなかった。

花嫁修業

結局夕食は値引きになっていたお惣菜になってしまったのだが、味噌汁くらいは挑戦してみようとジャガイモの味噌汁に挑戦してみた。

じゃがいもの皮を剥いて味噌を溶かした中に入れるだけなのではあるが、それなりに上手にできたと自分では思った。

元が泊まった時の朝に絶対作って飲んでもらおうと思った。

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