恋人に旅先からのプレゼント【女性向け恋愛コーチング45話】

前回のお話:デートの後に連絡が取れない【女性向け恋愛コーチング44話】

時計を見ると日付が変わって午前3時であったが夢子は全く眠る事が出来なかった。

たぶんこれが恋煩いなのだろうと思ったが、これは恋愛成就するか失恋するかして時が経たないとどうしようもない事は分かっていたので、分かっていたけど何も出来ないのがもどかしかった。

そういえば最後に恋人がいたのは10年も前の話で、取引先の人ととあるキッカケで恋愛関係になったのだが、その彼と別れてからいいなと思っても本気になって誰かを好きになった事もなかったし、恋愛感情を抱いたことが無かったので恋愛に対する耐性が無くなっているから、たった一回デートしただけでこんなに元の事が気になるのだろうと、自己分析してみてもだからといって、何の対策も浮かぶ事もなく朝になったら再び電話してみる事以外の考えが浮かばなかった。

朝日

朝が来た。

8時になったら元に電話しようと決めて、まずは自分自身が落ち着く必要があると思った夢子は、近所のコンビニに行ってサンドイッチを買ってきたが、恋煩いの症状なのだろう全然食欲がなかったので、珈琲で流し込むようにして朝食を終えた。

そして外出着に着替えて念入りにメイクをした。

婚活のメイク

特に外出の予定はなかったのだがメイクを念入りに行うことで少し気持ちが落ち着いてきた。

入念なメイクが終わってそろそろ元に電話しようと思った途端に元からの着信があった。

(これはシンクロニシティだ!)と勝手に思った。

「あっ夢子さん朝早い時間にすいません、ご迷惑だったら後で掛け直します。」

「とんでもないです、いま元さんの事を考えていたら電話があったからびっくりしました!」

「実は名古屋から電話しているんですよ。

夢子さんと別れてから急に会社に呼び戻されまして急に愛知県の取引先に深夜バスで向かって、今から新幹線に乗って東京に帰るところなんです。」

あれから名古屋に出張なんて大変だっただろうに、たぶん忙しくて電話も切りっぱなしなんだったと思うと心からホッとした。

「それで夢子さんはウイロウ好きですか?羊羹みたいなやつでセンスがなくて申し訳ないのですが、名古屋駅で時間つぶしに駅ビル歩いてたら急にお土産を渡したくなりまして。」

ういろう

夢子は無茶夢茶嬉しかった、旅先でも自分の事を思ってくれていると思うと感激した。

「それで住所聞いてなかったのでウイロウ送るのに教えて貰おうと思って電話しちゃいました♪」

「あの良ければ私が東京駅まで行きますからお昼を一緒にどうですか?

このあいだは買っておいたプレゼントも忘れちゃって早く渡したいと思っているんです。」

「けどいいんですか?今から出てくるのは大変じゃないんですか?

それに11時に東京駅についてお昼にはまだ早いし、事務所で社長が待っているので会社にいかなくちゃいけないので、お昼は一緒に食べたいけど難しいです。」

「とんでもないです!東京駅には何時に着きますか?」

結局、夢子はプレゼントを渡すのとおみやげの受け取りに東京駅まで迎えに行くことにして、いま自分のお昼用にサンドイッチを作っているので元の分もついでに作るので受け取って欲しいと伝えた。

電話を切って時計を見ると移動時間を考えたらサンドイッチを作る時間は1時間半しか無く、しかも買い物に行かないと材料は何も無かったので大急ぎで近所のスーパーに出かけた。

近所のスーパーは開店前で結局買えたのはコンビニで、食パンとバターと卵とチーズ、それにサラダとして売っていた野菜が少々だけだった。

ほどなくしてサンドイッチは完成した。

サンドイッチ

さてサンドイッチは完成したが入れるものが何もなかったので、仕方がないのでラップで包んでバックに入れて、ウキウキしながら玄関から出ていった。

玄関には元に買ったプレゼントが置かれたままだった。

このページのAI朗読(字幕付き)

次のお話:中距離恋愛のコツ【女性向け恋愛コーチング46話】