婚活成功談を聞く【女性向け恋愛コーチング30話】

前回のお話:お見合い相手からの回答【女性向け恋愛コーチング29話】

婚活グループミーティング

成功のような失敗のような村田さんとお見合いから1週間後、夢子はアラフォー女性専門の結婚相談所が主催する婚活グループコーチングに出席していた。

自分と同年代の独身女性が集まって体験談を発表したり、婚活成功者の話を聞く会という事で、余り気が進まなかったのだが出席して他人の話を聞くことで、成功率が大幅に上がるという言葉を信じて出席する事にしたのだ。

集まったのは婚活コーチングのコーチと称する進行係と他に6名の女性で、円形のテーブルに座って各自の前にはお茶が置かれていた。

「全員が揃いましたので時間前ですが婚活グループコーチングを開始させて頂きます。

本日の内容ですがまず成功された方の体験談を発表いただきまして、次に出席者皆さんの活動内容について発表を頂きます。

発表された方には他の出席者や私からアドバイスを随時する形で進行いたしまして、途中で休憩ははさんで夕方5時に終了予定になっています。

終了後は自由参加になりますが懇親会を予定しております。

ではさっそくですが幸子さんにお話していただきます。」

総紹介されて夢子と同年代とおぼしき女性が座ったまま話を始めた。

(派手な顔・・・)と咄嗟に思った、真っ赤なルージュが印象的だった。

「はじめまして西野幸子と申します、45歳で先月結婚式をあげてようやく婚活に終止符を打って新婚生活をスタートしたところです。

皆さんのお役に立つかどうか分かりませんが、私の婚活体験をお話させて頂きたいと思います。

私の場合はこちらにお世話になるまで結婚相談所とか、色々なところに登録してお見合い回数としては50近く経験させて頂きました。

私の場合、心のブレーキとかメンタルブロックが強くて、お見合いしても成功しない原因なのは自分でもわかっていました。

学生時代は机の中に渡さないまましまいこんだラブレターが何通もありましたから、もう物心ついた頃から恋愛には自分でブレーキをかけていたんだと思います。

容姿に自信がなくて取り柄もなくて人との会話が苦手で、特に男の人と打ち解けて話をする事は絶対自分では無理だと思っていました。

だから社会に出て好きになった男の人は何人もいましたけど、自分から積極的に何か行動を起こすことが出来なくて、けど自分から告白していたとしても無理だったと思います。」

そっと周りを見ると全員が幸子さんの体験談を真剣に聞いているようだった。

「縁あってこちらで婚活コーチングを3ヶ月間受けさせて頂いたのですが、私の場合はまず自分に自信を持つとか自分をリスペクトする事が大切だと教わりまして、メンタル面の改善と容姿面での結婚力アップに取り組む事からスタートしました。

元々容姿に自信がなかったものですから、化粧とかファッションは自分がやっても元がパッとしないからやるだけ無駄という考えだったのですけど、こちらで主催していた婚活セミナーで私と同じようなパッとしない方が、シンデレラみたいになるのを見て自分も綺麗になれるっと思えたんです。」

そのセミナーには夢子も先月参加していて、見ていて確かに凄いと思ったのだが自分自身のメイクを工夫するとかは怠けていて少しだけ反省した。

「メンタル面の強化についてはメイクが終わった後や、着替えた時と毎日寝る前に自分を3分間褒める事をやり続けました。

誰かに見られていたらとても出来ないことですけど、サッちゃん綺麗になった!とっても綺麗!って感じで鏡の中自分に語りかけました。

別に難しいことでも有りませんしお金もかかりませんし、やっぱり工夫次第で自分が綺麗になるのは嬉しいですし、知らず知らずの間に自分に自信が出てきてメンタルブロックが薄れていったんだと思います。」

今日から夢子もやってみようと思ったが三日坊主になる可能性も高いなとも思った。

「話が上手じゃなくてすいません話が前後してしまいますけど、こちらでにお世話になるまでのお見合いとは全敗と言っていいほどお見合いだけやって、次のステップに進めないか一回目のデートで次はないみたいな感じでした。

中には向こうから付き合いたいと言ってくださった男の人もいらっしゃいましたが、一流の結婚難民みたいな人ばかりで、私が良いなと思った方に限って言えば成功率0%と散々な状態でした。

そんな状態でこちらでコーチングを受ける中で、コーチから少し年上のお金持ちと結婚を考えましょうとアドバイスを頂きまして、お見合い相手として50歳以下の男性とお見合いすることにしました。

そして48才の会社経営者の方とお見合いをして成功しちゃったんですけど、コツとかテクニックとかお話できるような事は何もなくて、相手の話を聞いて共感する事で相手のハートを掴んだって感じでしょうか。

相手の仕事とか趣味とかに興味を持って、といっても興味を持つフリだったと思いますけど、やっている仕事について質問して返ってきた答えに対して、凄いお仕事やっているんですね~とか、大変ですね~とか才能があるんですねみたいな感じで、相手の話を引き出してひたすら褒めることや、共感するというか自尊心を満たすみたいな会話を心がけたんです。

そうしたら気に入ってくれたようで、私も人となりを色々質問する中で分かってきた事もあって、お見合いして4回目のデートでプロポーズの言葉を貰いました。

私がプロポーズされたのは45才の時で、皆さん全員私より若いと聞いていますので、チャンスは私より絶対ありますから頑張って下さい。

以上です。」

そういうと幸子はテーブルの上のお茶をすすった。

「幸子さんありがとうございました。

では幸子さんにはこのまま話に加わって頂いて、皆さんの体験談にアドバイスを貰おうと思います。」

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