女性結婚相談員からのアドバイス【結婚相談所体験23話】

前回のお話:お見合いNGな男の特徴【結婚相談所体験22話】

お見合いの席に昆布茶

一回目のお見合いは好意的に考えると人工知能が最初はNG男を出してきて、ウォーミングアップさせてと思えなくはないが、あんな変な相手ばかりだったらどうしようかとも思いながら、2回目のお見合いが始まるまで女性相談員の話を聞くことになった。

「初めてのお見合い体験はいかがでした?

さっきのお見合い相手の男の人は極端だったからとてもわかり易すかったでしょ?

お見合いの席なんて男も女も自分を良く見せようとするから、特に男性の場合は過去の自慢話をしてみたり色々するする人が少なくないですけど、自慢話というのは昔話だから法則として現状が大したことない人ほど自慢話をしちゃったりするんですよね?

もしくは恋愛を何かのテクニックだと勘違いしていたり、どっかの恋愛コーチの言葉を真に受けて、自己アピールに余念がない人ですかね。

それはちょうど何とか初めてのお客に、最大限のアピールをする新規顧客開拓中の営業マンのような感じだから、話は割り引いて聞くこともそうだけど、女性の場合は冷静になって自分の直感を信じることが大切だと私は思っています。」

ここの結婚相談所は人工知能によるマッチングを売りにしているのに、恋愛には直感が一番大切だと言い出したりして、少し不思議な感じがしたが黙って話を聞いていた。

もしかしたら人工知能にスピリチュアルな要素も入れているのだろうか?

「ここだけの話だけど、数年前にうちの結婚相談所が人工知能によるマッチッグを導入して、確かにマッチング成婚率が高くなったりプラス面が非常に多くなったけど、運命の人との出会いだとか、一生一緒に暮らしていけるかどうかは、直感とか女の勘を無視してはいけないと個人的には思っています。

その辺りは男と女で根本的な思考方法が違うから、男にはわからないと思うので他の男性結婚相談員には話してませんけどね。」

夢子としては、そういわれても42年間生きてきて直感を信じて良かったと思う事は、一度も無かったので質問してみる事にした。

「直感を信じるってよく言われますけど、私は自分の直感には全く自信がないです。

たぶんフォースを持っていないんだと思います。

仕事でもプライベートでもなんだか良い人みたいって思っていたら、実はそうでもなかった事は沢山経験していますし、直感自体の存在を信じていないんですけど?」

「そうね、簡単に直感を信じて行動しろなんて無責任な事を言ってはいけないかもしれないですね?

その昔まだ原始時代だった頃には、他の肉食獣に食べられてしまわないために、なによりも直感を信じて動くことが大切だった頃と違って、テレビとかインターネットとか頭の中で思考するような情報が沢山入ってくる時代だから、直感とあてずっぽうと一か八かとやっている事の、区別がつかない時代になっているのも事実ですよね?

相手の目を見て判断するなんて方法も有るけれど、相手の目が澄んでいるかどうかで信用できるかどうか判断できるのは、せいぜい未成年までで綺麗な瞳をしていても心はその逆なんてのが、今の世の中だから難しいところよね?」

そこまで言われてしまうと、どうやって初対面の見合い相手の男性を判断したら良いのか心底分からなくなってしまったので聞いてみる事にした。

「自分の直感を信じられない時に相手の本質を見抜く方法は有りますか?」

「やっぱりある程度の妥協は必要なのかもしれないけど、変に妥協するよりも独身のままシングルで生きていくほうが人生楽しい場合もとても多いから、やっぱり少なくとも一緒にいて苦にならないって感じる事は最低条件にすべきではないでしょうかね?

けど一つだけ心して欲しいことが有ります。

それは世の中にパーフェクトな人間は一人だっていないって事。

これを理解していないと、結婚相手は見つからないし社会生活を営む上でも、人を許せなかったりするから、絶えず誰かに対して腹を立てている人生を送ってしまう事になってしまいますよ?

日本神話に出てくる天照大御神とスサノオノミコトの兄弟神だって兄弟げんかはするし、嫌なことが有って引きこもりになってしまったり、人として見てもかなり雑な事をやっているんだから、普通の人間なんて未熟な人しか世の中にいないのが実情だと思いませんか?

そこを理解していないと自分を無理やり納得させて誰かと一緒になっても、結婚してもっとつまらない人生を送ることになってしまいますよ。」

天照大御神

結局この相談員が夢子に対して何を伝えたいのかさっぱり分からなかった、まぁ何となく結婚には妥協も必要で貴女も完璧な人間じゃないでしょ?と遠回しに指摘しているようにも思えたが、これ以上深く掘り下げても仕方がないので話題を変える事にした。

「女性としてお見合いの時に気を付ける事って他に何かありますか?」

すると相談員の女性はとても真剣な目になってまっすぐに答えてくれた。

「大変失礼ですが一般論としてアラフォー以降の世間一般には婚期を逃したと思われていて、それに自分も同調しているような女性の場合の婚活は2つのタイプに分類できると思っています。

一つ目のタイプは変な男と一緒になる位なら、独身のままのほうが良いと思ってやたらと理想が高い、ある意味では自分の状況が見えていない人で、おかしな男と一緒になる事は少なくなる代わりに、婚活に失敗して未婚のままで一生を終える可能性が高くなります。

もう一つのタイプは全く逆のタイプで婚期を逃したことを焦りまくって、一気に妥協しまくってしまう女性です。

こちらのタイプの場合は短期間で理想かどうかは別にして結婚相手が見つかる可能性はうんと高くなりますが、逆に一緒になってから後悔する可能性がとても高くなります。

つまり何が言いたいかというと、どっちかに偏ったり極端になってしまうと良い結果を生まないので、中庸というか適当さが必要で気を付ける事だと、色々な婚活者を見ていて思うんですよ。」

宝石店

「とにかくね心穏やかに行動する事が婚活に成功する唯一の方法です。

焦ったり苛立ったりしても目が曇るだけですし、楽しくないじゃないですか?

さあ、二回目のお見合いが始まりますから、次のお見合い相手の話を少しさせてもらいますね。」

このページのAI朗読(字幕付き)

次回:玉の輿に乗るには【結婚相談所体験24話】