初めてのお見合い準備【女性向け恋愛コーチング20話】

前回のお話:婚活グループコーチング【女性向け恋愛コーチング19話】

お見合いルック

AI(人工知能)結婚相談所からは、これ以上無いほどシンプルなお見合い相手の情報と、お見合い場所と時間しか来ていなかったので、黄昏結婚相談所に電話してアドバイスを貰おうとも思ったが、やっぱり自分で考えて自分なりに準備しようと思った夢子はファッションセンターしまむらの店内で洋服を見ていた。

お見合いに来ていく服なのだから本当はブティックに出かけて、店員さんのアドバイスを貰うべきだとは思ったが、なにせ1時間前に結婚相談入会金と会費を合わせて30万円以上の契約をしてきたところなので、後々の事も考えて節約が必要だと思ったからだ。

夢子の頭の中でお見合いと言えば着物のイメージが合ったのだが、着付けも出来ないし年齢以上に見られてしまう可能性が高くなるので、少し無理があるかなと思いつつ若く見えると思われるワンピースをレジに運んだ。

ワンピース

来ていく服はいま買ったワンピースにすると首周りが寂しいような気がして、やっぱりネックレスが必要かと思ったが普段からアクセサリーをする習慣がない夢子は、お見合いの席に相応しいようなネックレスは持っていなかった。

それはまだ夢子が社会人になって間もない頃に先輩に誘われて、ココ山岡でかなり高額のダイヤモンドの指輪を買った経験がそうさせていた。

「今月は遣い過ぎ・・・」

お見合いで条件の良い男性を結婚相手にするために必要な出費なのか、それともブライダル産業のカモにされているのか、今の夢子には分からなかったが出来る事をやらずに後悔するのなら、やっておこうと自分に言い聞かせて宝石店が入っているショッピングモールに足を運んだ。

宝石店

この手のものにお金を使う習慣がない夢子にとって、ショーケースの中に並んだプライスカードはどれも金額を一桁付け間違えたかと思うような金額であった。

接客に出てきた若い女性店員に、お見合いの席に相応しいネックレスを探していると告げると、女性店員は直ぐに店の奥から店長らしき女性を連れてきた。

女性店長が勧めるのはどれも10万円以上の品物ばかりで、自分の心の中で予算を1万円と決めていた夢子は、検討しますと言い残して若者向けのアクセサリーショップに向かった。

アクセサリーショップ

アクセサリーショップは学校帰りの女子高生で混み合っていて、少し入るのに気後れしたが他にお店は思い浮かばないので、店の中に足を踏み入れると商品はどれも数百円から、高額なものでも1万円以下ばかりだったので、安心してネックレスの売り場を見ることにした。

30分後、3980円でパールのイミテーションネックレスとピアスのセットを購入する事にしてレジでお会計を済ませた。

パールのネックレス

他にお見合いの準備に必要な購入物が無いかと考えた夢子は、靴が一瞬頭をよぎったが今日はお金を使いすぎていることを考えて、お見合いの席には持っているハイヒールで出かけることにして、夕食用のカップ焼きそばを購入して自分の部屋に戻ると、夜の8時を回っていて、ポストには進次郎からの手紙が入っていたが、そのままゴミ箱に捨ててシャワーの蛇口をひねった。

シャワー

シャワーを浴びた夢子は一日の疲れを一気に感じて琥珀色の液体で焼きそばを流し込むとベットに倒れ込んだ。

眠りに落ちながら、もしもお見合い相手の詳細なプロフィールが来ていたら、あれこれ考えてよく眠れなかったのではないかと思うと、簡単なプロフィールしか送ってこなかったので良かったのではないかと思った。

このページのAI朗読(字幕付き)

次回:お見合いの成功率を上げる方法(仲人向け)【女性向け恋愛コーチング21話】