離婚が増えた本当の原因と離婚訴訟

落語の世界ではご隠居さんの存在が無いと成り立たない噺も多いのですが、すっかり日本中から世話好きで町内の揉め事に仲裁役を買って出るご隠居さんはいなくなってしまいましたし、仲裁役のもう一方の横綱であった大家さんの存在も今ではすっかり違ってきてしまいまして、私が思うに離婚が増えた原因はご隠居さんがいなくなってしまったからではないかと思っています。

私も実際には噺や書籍の中でしか知らなくて実際にイメージするご隠居さんとは接した機会がありませんが、町内で夫婦仲が悪くなって夫婦別れの危機が来た時にもし本当にご隠居さんが近所に住んでいれば、ここは腕の見せ所とばかり中に割って入ってきて、お互いの話を聞いたりなだめたりと積極的な仲裁に入りまして、離婚を阻止したと思いますし時にはそこに大家さんも出てきたのではないかなと想像します。

まぁ夫婦喧嘩中の夫婦にしても顔見知りの町内の顔役でも有るご隠居さんが仲裁にやってきたら、話を聞かないわけにはいかないでしょうし顔も立てないといけない場合も多いでしょうから大概の場合において離婚まで発展する事も無く事なきを得た場合が多いのではないでしょうか?

でいつの間にかご隠居さんが減少した原因はまだ調べてないのですが、日本人の平均寿命が伸びて老人が増加しているのに関わらずご隠居さんと呼べる人は、数えるほどしかいなくなってしまったのでありまして、長屋がなくなったのも原因の一つかもしれませんが兎に角、ご隠居さんが減少したのと離婚率が上昇したのにははっきりとした因果関係が認められると思います。

さてそのご隠居さんが減少して代わりに出てきたのが離婚訴訟の増加でしょうね。

ご隠居さんは基本的に離婚を回避する方向で一所懸命に仲介致しますが、離婚訴訟とか言って弁護士に持ち込まれる段階ではもう修復不可能な人間関係になっているのでありまして、なんともクッションの役割をする人がいないと、離婚訴訟にまで発展してしまうことが増えるのですから今にして思えばご隠居さんの役割は非常に大きかったのでは無いでしょうか?

ですから日本はこれから高齢化社会に突入致しまして、現役引退してもまだまだ元気で時間も充分にある老人も沢山いると思いますので、日本の離婚率を下げるためには数少ない存命のご隠居さんを招きましてご隠居さん養成講座でもやって、町内のご隠居さんの役割をになってくれる人には国から月に二千円でも手当でも出せば離婚率は劇的に下がると思うのですけどどうでしょうか?

関連コラム

息抜き代わりのコラム他

結婚支援サイト等紹介

著作権表示